国家資格でもある看護師は全国的に不足しているということもあり、求人が多く出ている。
その中には、常勤といった勤務形態を変えたいと考えている人も多い。
しかし常勤から非常勤に代わるということは給与が減るということにつながるため、安易に選択することは避けるべきだろう。
そこで、まずは自分が希望する勤務を整理してみることが重要だ。
例えば福利厚生や社会保障サービスの充実と給与の高さを欲しているのであれば、月給制が基本の常勤がおすすめだ。
二交代制や三交代制といった夜勤を伴う勤務となる病院も多いが、各種社会保険などの福利厚生が整備されている、契約期間が定められていないなど、同じ職場で長く働くことが出来るメリットがある。
結婚や出産を機に、パートやアルバイトといった雇用形態に変更する人も多い。
いわゆる非常勤の看護師だ。
勤務日数や時間などの調整がしやすい一方で、時給制となってしまうために受け取る給与は少なくなる。
収入面よりも働きやすさを重視している人向けだろう。
最近では、派遣看護師を選ぶ人も増えている。
雇用契約を病院と結ぶのではなく、派遣会社と結ぶという新しい勤務形態だ。
勤務時間や勤務日数などの勤務スタイルを比較的自由に設定できるメリットがある。
また勤務体系の改善や給与面の交渉などは派遣会社が行ってくれるといった面も魅力だ。
ただし派遣契約は最長3年と決められているので、長期間同じ職場で働くことはできない。
ひとくちに看護師と言っても、その働き方は多様だ。
自分の働き方によって仕事を選択できる職種であると言っても良いだろう。